駐在妻になる。海外での生活がはじまる。
その時は、日本から離れがたくて、海外生活が不安で不安でたまらなかったはずなのに、いざ帰国が決まると、それもまた複雑……と感じる方、非常に多いようです。
でもそれは、「それだけ、海外での生活をがんばった!」ということでもあります。
帰国をきっかけに、自分を褒めて、そして労ってあげてくださいね!
物の処分ですね。
食べ物はもちろん、家具なども、日本に持ち帰ることはできません。
家具やおもちゃなどは、早めに友人に声をかけて譲ったり、引き取り手の無かったものはガレージセールをするなどして、どんどん処分していきます。
食べ物は、食べていくしかありません。
海外は買い置き習慣があることから、ストックが大量になっていることも……。
計画的に消費していきましょう。
そして、忘れてはいけないのが、「WEB Player」の処分。
でも実際は、処分というよりも、名義変更をして後任の方に利用してもらっているケースが多いんですよ。
海外に居ながらにして、リアルタイムで日本のテレビ番組が見られるサービスは、駐在妻の大きな味方になります。
子ども達の楽しみにもなりますし、ご近所さんとのコミュニケーションツールにも。
お譲りすることで喜ばれる物の代表格と言えるかもしれません。
国際免許証の取得が必要な場合もあります。
日本の運転免許証が期限通りに書き換えできていない場合、帰国後すぐに手続きが必要です。
どのような事態にも対応できるように、帰国前に国際免許証を発行してもらい、持参しておくと安心ですよ。
そして何より一番大事なことは、思い出作りです。
帰国すると、今度はいつ会えるのか分かりません。
考えたくないことですが、今後、二度と会えないことだって、あり得るのです。
だからこそ、最後の最後まで楽しみ、しっかりとサヨナラを言いましょう。
後からしっかりと振り返ることができるよう、思い出はしっかりと作っておくことが大事なのです。
繋がりを持ち続けることが大事です。
メールでもSNSでも、何かしら繋がっておく。たとえ頻繁に連絡は出来なくても、ただ繋がっているというだけで、人は安心感を得られるものなのです。
先ほども書きましたが、たくさんの思い出を作ること、そして、きちんとお別れをすることが大切です。
そうすることで、「自分の環境が変わる」ということを、自分自身が認識できるようになります。
もし、認識できないままに帰国してしまうと、長く喪失感に苛まれてしまうことにも成りかねません。
あとは、日本の良さを再認識することでも、乗り越えるチカラを得られるでしょう。
どこに行っても、笑顔で丁寧な接客をしてくれるスタッフ。
外食は、どこで食べても安くて美味しい。
電車の時間が驚くほど正確。 ……などなど。
海外を知ったらかこそ分かる、日本の当たり前が世界基準をはるかに上回っているという事実。
帰国した後は、日本のことを今まで以上に好きになる努力、はじめてみてはいかがでしょうか。