海外駐在と聞くと、特別な人というイメージがあるかもしれません。
調べてみると、海外駐在者は、日本総人口の0.69%。
確かにわずか……ですよね。
周りを見渡してみても、そうそういない、という感じ。
というわけで、調べてみてもあまり情報が出てこないという事実。
今回は、海外駐在とはどういうものなのか、その実情に迫ってみましょう。
海外駐在の多い国を調べてみると、以下の通り。(2015年 海外在留邦人数調査統計データより)
1位 中国 約72,000人
2位 アメリカ 約53,000人
3位 タイ 約31,000人
4位 シンガポール 約13,000人
160を超える国で、いまこの時も、日本人が活躍している。
すごいことですよね。
ちなみに、中国は生産・技術系の人が多く、アメリカは金融系の人が多いとのこと。
職種的に、「海外駐在が伴うのは、大手グローバル企業ばかり」と思われるところなのですが、実は最近、少々異なってきているそうなんです。
というのも、今、グングン数を伸ばしているのが、日系ベンチャー企業とのデータが。
企業規模はさほど大きくないながらも、海外を視野に入れ、成長している会社は多数あります。それはつまり、海外駐在員も多く輩出しているということでもあり、今後は
「自分が海外駐在?!」という現実も、起こりうる時代になっているということではないでしょうか。
海外駐在について知っておくことは、意外に重要事項なのかもしれませんね。
そんな海外駐在ですが、どの国の人気が、一番高いと思いますか?
それは……シンガポール!
帯同する妻、駐在妻が暮らしやすいとして、人気のある国なんだそうですよ。
シンガポール、女性の就労率が高いことで知られています。
20代だと約90%、40代であっても約79%という高水準。
これはつまり、子育ての環境が整っているということでもあります。
例えば、ヘルパー(メイド)文化。
シンガポールでは、5世帯に1世帯が利用している、身近なサービスとなっています。
ヘルパーを雇う相場は、月に8万円ほど。(給与4万、食費1万、税金2万、健康診断1万)結構負担が大きいな……と感じられるかもしれませんが、企業によっては福利厚生で一部負担してくれる場合もあり、ハードルは意外にも低いのかもしれません。
また、シンガポールは学校制度も充実。
待機児童の心配などなく、入りたいところに入れますし、スクールバスは、自宅の前まで送迎というから、安心ですよね。
そして、子育てに対し、とても寛容なお国柄との声も。
日本だと、満員の電車の中や、ちょっと落ち着いたお店の中などで子どもが泣いてしまうと、お母さんはヒヤヒヤドキドキ、気が気じゃないと感じてしまうものですが、シンガポールではそんな気を使う必要は一切ありません。笑顔で見守ってくれる、時には手伝ってくれる、それが当たり前というステキな国なのです。
シンガポールでの子育てを経験した駐在妻によると、日本での子育ては怖い……と思ってしまう方もいるというから、驚きです。
いかがですか?
海外駐在。
今回はシンガポールについて取り上げてみましたが、もちろん他の国であっても、ステキな部分はたくさんあります。
「日本が一番!」という考えはちょっと横に置いて、「他の国でも生活」を考えてみるのも、人生を楽しむコツと言えるかもしれません!
今後キャリアアップを目指す際には、ぜひ海外も候補に加えてみてくださいね!