ブラタモリは、タモリとNHKアナウンサーである林田理沙がさまざまな街を訪れ、ひたすらにブラブラする紀行バラエティ番組です。
街を案内するのは、各分野の専門家たち。
専門家は、街の歴史や地形・地層などに注目し、ありとあらゆる内容をクイズ形式でタモリに投げかけます。そのクイズが、とにかく面白い。しかし、難しい。
ところが、博識なタモリは想像力を膨らませ、どんどん答えてしまいます。これには、視聴者だけでなく専門家もビックリ!
そしてクイズの回答から更なる問題と謎が生まれていくのです。
ブラタモリを観ていると、視聴者もついつい連想ゲームのように妄想を膨らませ、気がつくと自分まで番組へ参加していることに気づかされます。
他の紀行番組では、美味しいものや観光名所など「インスタ映えしそうなところばかりを案内して終わり」なのですが、ブラタモリはまったく違います。
街を知って、街を好きになる。ブラタモリは、そんな番組です。
タモリは、本来はお笑いタレントです。ビートたけし・明石家さんまと並び、日本のお笑いビッグ3とも言われています。
しかし、お笑いタレントというタモリの顔をあまり知らない人も多いのではないでしょうか。若者にとっては、司会者であるタモリのイメージが強いかもしれません。長寿番組だった「笑っていいとも!」や、音楽番組「ミュージックステーション」をうまくきりもりする。そんな姿がよく知られていますよね。
ちなみに、各種番組において、基本的に聞き役となるタモリなのですが、ブラタモリではロケをしっかりとリード!そこも見どころのひとつです。
林田理沙は、NHKアナウンサーです。2014年、入社。現在はブラタモリの他、早朝のニュースも担当しています。
草彅剛は、ブラタモリでナレーターを務めます。ふんわりとした穏やかな口調が番組に和みを与え、街ブラにピッタリ。タモリとの仲の良さが伝わるナレーションとなっています。
ブラタモリは、「私がいま歩くこの道を、その昔はお侍さんも歩いていたのか。」という情緒に浸ることができる、そんな紀行番組となっています。
類似番組によくありがちな、「紹介された街に行くと“オトク”だから行きたい。」というような紹介のされかたではなく、「ブラタモリで知ったあの街の歴史を、私も感じてみたい!」と思わせてくれるところが、とんでもなく素晴らしいんですよね!
WEB Playerをご覧になっている方の中には、海外在住の方もおられると思います。そして、さらにその中には、「日本にまだ来たことがない」という方もおられるのではないでしょうか。
そんな方に、「本当の日本」を知るためのツールとしても、ブラタモリはオススメです!
日本の面白さは、渋谷や歌舞伎町のようなカオスな部分だけではないんですよ!